「抗えない血と実存の証明」を主題に日本文化のマイノリティとマジョリティの狭間にある澱みに焦点をあて、傷を負う者を描く演劇集団。お笑いとパンクロックカルチャーに傾倒してきた林灰二の手がける脚本は時間軸を交錯させたトリッキーな構成で、間接照明を多用したライティングデザインと立体的サウンドによるアート性の高い空間演出が特徴的。演劇界以外のクリエイターとのコラボ企画やギャラリーや野外でドラマアート等、舞台芸術の可能性に挑む。

旗揚げ公演「僕がブルーハーツとダウンタウンを好きになった理由」は後に再演され、ロックジェット(シンコーミュージックMOOK)甲本ヒロト特集で林のロングインタビューが掲載された。人気漫画「ヒミズ」の舞台化(@ラフォーレミュージアム原宿・出演/村田充、つぐみ、千原ジュニア他)は、著者古谷実作品の初の実写化で演劇内外の話題を呼んだ。

Oi–SCALE制作部 oiscale@outlook.jp